_ひぃ散歩_。
Vol.2 Kalapawai Market @Kailua

全米ベストビーチに常時ランクインするカイルア。
ここ最近ではハワイ出身の大統領の別荘があることでも知られ まさに世界的な地名度を誇るこのカイルアビーチを1932年から見守る場所がここにはある。
開発が進みすっかりお洒落タウンの様相をしたカイルアタウンを抜け ビーチに向かう途中の三叉路。

『ここからはビーチだょ！準備はいいかい？』と優しく語りかけるように佇む建物。
グリーンとホワイトが基調な建物は環境と調和してまるで自然の一部分。

『うん！ OK! ビーチを楽しんでから寄らせてもらうね！』と帰りの約束をする。

ひとしきり、真っ白な砂浜、透明なターコイズの海と戯れたあとの極上のご褒美がこの扉の向こうには待ち構えている。
ここはローカルマーケット。
70年もの長い時間ここカイルアの人々の生活を支えている。

ローカルの方とレジスタースタッフの明るいやり取りや挨拶をみてビーチをアップした後に感じる少しセンチメンタルなマインドはここで完全にリセット。

そして入口近くの綺麗に陳列されたワインの棚に心躍る。
ビーチで冷えた身体にこれからシャワー浴びた後の暖かい夕食と美味しいワイン。
これほどにワクワクとした想像力を掻き立てる瞬間があるであろうか。

片隅にあるスーベニアも家族の事を考えながら手に取るとつい頬が緩む。

おっと！
ここで忘れてはいけない。ワインといえばデリ！
店内奥には色彩りのデリが可愛らしいく並び『いらっしゃいませ！』と声をかけてくれる。これはお連れしないわけにはいかなくなる。

カイルアタウン自体
自然&健康主義的な方々が集まるコミュニティータウンだけあってデリもお野菜たっぷりなロハスな内容。
酵素ダイエットっぽい。
美味しいお肉を食べ過ぎた豊かな人生の後はやはりここに行きつくのかしら？

デリ1つをとっても街の色ははっきりと主張されている。

ワインもデリもチョイスしてワクワクとレジスターに向かう途中 『おい、おーい！！』と私を呼ぶ声。

ここKalapawai Marketはカフェを経営するほどのこだわりのコーヒーで有名。
様々な種類のフレーバーコーヒーもある。

『呼んだのは君たち？とっても良い香りがするのね』

『うん！そうさ。君これからドライブでしょ！僕たちが必要じゃないかと思ってさっ。』

『うふふ。そうだった。これから家族の待つおうちに帰らなきゃ。Highwayに乗ってね。君たち一緒にドライブする？』

元気よくYes!と答えてくれた旅の友は海の水で冷えた私の指先をホンワカと暖めてくれた。

さぁ。 今日のお散歩の話。
おうちに帰ってどこから話そうかな？

そんな事を考えながら店を出ようとすると、私と入れ替わりに店に入ろうとするお客様が私が通り易いように扉を抑えて待っていてくれた。
自然と笑顔になり『Thank you!!Bye!!』挨拶を交わす。
日に焼けた紳士はアイコンタクトと共に店内へすれ違った。

全米ベストビーチ。
未開発の絶景ビーチはきっとまだまだあるはずだ。
何故ここカイルアが今のような名声を得たかといえばこのようなローカルビジネスによって支えられている事を忘れてはいけない。

今夜は、ほろ酔いの中、暖かい毛布にくるまり花咲く浜辺の夢をみれそうだ。

Hitomi♥